情報セキュリティ

年末時期に合わせた攻撃の再開(2020年12月22日)

最終更新日:2023年6月29日

Emotetの攻撃メールについて、2020年10月末から観測されない時期が続いていましたが、2020年12月21日から、年末の時期に合わせたような件名・添付ファイル名での攻撃を確認しました。具体的には「クリスマス」や「賞与支給」といったキーワードが使われているとの情報があります。

  • 図1 「メリークリスマス」という攻撃メールの例(2020年12月)

また、英語の文面では、コロナウイルス感染症を題材としたメールも出回っているという情報があります。Emotetに限らず、ばらまき型メールでは、注意を惹く件名などによって、添付ファイルやURLリンクを受信者に開かせようとしています。現時点で確認している限り、ウイルスに感染させる手口(Word文書ファイルのマクロ機能の悪用)は「Emotet(エモテット)攻撃の手口」に掲載した攻撃と同等です。攻撃は今後も継続すると考えられ、引き続き警戒をお願いします。